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サトシ
『おいっ!!
見えるだろ!アレが!?』
僕
『は?何が見えるんだ?』
サトシはベランダを指差し言った。
サトシ
『なに!見てんだ!!!
テメぇー!!!』
僕
『やめろよ!サトシっ!
気味が悪いダロっ!』
サトシ
『ほら!マコトっ!
見えるだろ!
こっち見てるヤツが、
いるじゃねぇかー!!!』
普段、穏和なサトシは豹変した。そして真剣な眼差しでベランダを指差し僕に同意を求めた。
サトシ
『何でマコトには見えねぇーんダ
いるじゃねぇか!!!
そこに!!
こっち見てんじゃねー!!』
僕
『………』
あまりのサトシの豹変ぶりに身震いを起こした。今でも、あのサトシの眼差しは忘れられない。そして本当に恐怖感を覚えた僕はサトシに強く訴えた。
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