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春が始まり桜が舞う頃一人の男が、高校の入学式へと向かった。
男の名は、「白井健太」
健太の成績は、オール3。そこまで頭は良くなかった。
ただソフトテニス部のキャプテン。
県大会ベスト8まで行くほどの実力者。
高校に入れたのもそのお陰。
健太は、高校に入り、体育館へ向かった。
その途中、一人の女が辺りをキョロキョロしていた。
健太は、道に迷ったのかと思い、駆け寄った。
「あの~迷子ですか?」
「はい…ちょっと方向音痴でして…」
「じゃあ一緒に行こう?」
「はい。ありがとうございます」
体育館に着くとその中は、ものすごい人がいた。
ざっと200人以上は、いると健太は、確信した。
そして受付の方に行き、
自分のクラスが書いてある紙をもらった。
「さっきの人何組なんだろ…」
健太は、そんな事を言いながら指定の椅子に座る。
すると隣がなんとさっきの女だった。
「あ!さっきの!」
「あ!同じクラスなんですね。よろしくお願いします」
「よろしく。あ!そうそう名前は、白井健太。君は?」
「私は、白石愛。」
2人は、すっかり友達になった。
入学式が終わり教室へ入り自分の席につくと、隣が愛だった。
健太は、小さくガッツポーズをした。
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