出会い

2/3
前へ
/14ページ
次へ
春が始まり桜が舞う頃一人の男が、高校の入学式へと向かった。 男の名は、「白井健太」 健太の成績は、オール3。そこまで頭は良くなかった。 ただソフトテニス部のキャプテン。 県大会ベスト8まで行くほどの実力者。 高校に入れたのもそのお陰。 健太は、高校に入り、体育館へ向かった。 その途中、一人の女が辺りをキョロキョロしていた。 健太は、道に迷ったのかと思い、駆け寄った。 「あの~迷子ですか?」 「はい…ちょっと方向音痴でして…」 「じゃあ一緒に行こう?」 「はい。ありがとうございます」 体育館に着くとその中は、ものすごい人がいた。 ざっと200人以上は、いると健太は、確信した。 そして受付の方に行き、 自分のクラスが書いてある紙をもらった。 「さっきの人何組なんだろ…」 健太は、そんな事を言いながら指定の椅子に座る。 すると隣がなんとさっきの女だった。 「あ!さっきの!」 「あ!同じクラスなんですね。よろしくお願いします」 「よろしく。あ!そうそう名前は、白井健太。君は?」 「私は、白石愛。」 2人は、すっかり友達になった。 入学式が終わり教室へ入り自分の席につくと、隣が愛だった。 健太は、小さくガッツポーズをした。
/14ページ

最初のコメントを投稿しよう!

0人が本棚に入れています
本棚に追加