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―バチン
「翔のばか!大っ嫌い」
痛ぇ…。
俺はビンタされた左頬を
さすった。
未だにヒリヒリする。
彼女…いや、数10分前まで
彼女だったアイツに
別れを告げた。
好きだったわけじゃない。
告白されて流れで、
なんとなく頷いてしまった。
でも、
気になる子が出来た。
1つ年下の
まだ名前も知らないあの子。
だから、
好きでもない元カノと
いつまで居ても
変わらない気がして。
俺ってバカだよな…
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