携帯恋愛

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気分は最高潮に達していた。 もう何が何だか分からないけど 気持ちがいいからこれでいい。 病室はいつのまにか 薄暗くなっていた。 西の窓から ほのかに夕日が差し込み 微妙に暑く 空は不気味なほど 赤く染まっていた。 ミカ: 『ホント!  嬉しい。ミカもだよ。』 それがその日 ミカから来た メールの最後だった。 俺はそのまま 夢の中へ落ちていった。 幸せだった。 たぶん 俺が覚えている限りで一番…
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