26人が本棚に入れています
本棚に追加
ミカは…
ほんのり冷たくて…
小さくて…
可愛らしかった。
愛おしい。
幸せだ、ミカ。
俺はミカを抱きしめた。
瑛士:
ごめんな…。
行けなくて。
・・・・
しばらくの間があった。
そして、突然…
瑛士:
・・・・・・・あ・・・・!
・・・・・・うっ・・・・!!
俺は変な声を上げた。
苦しい…!
息ができない。
だれか、たすけて…
ミカの白くて細い手が
俺の首に巻きついていた。
もの凄い力で首を絞められる。
俺には抵抗する力が無い。
身体が動かない。
じたばたすることもできない。
四人部屋の病室の
三つのベットは空だった。
最初のコメントを投稿しよう!