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夢
「これは、何?」
春香
「これね、なんか知らないけど溶けないんだよ。」
夢
「溶けない?」
そういえば さっきから形が代わってないような…。
夢
「とか言って、ホントはガラスみたいなやつじゃないの?ほら、貸しなさい!」
それを強奪すると
夢
「冷たっ!なにこれ?本物じゃない。」
春香
「すごいでしょ~♪それ、あげるよ!」
夢
「貰っていいわけ?」
春香
「だって、同じのもう一つあるもん。」
そう言うと鞄の中から袋に入っているそれを取り出した。
夢
「ホントだー。どれどれ。これも冷たいっ!」
春香
「ひんやりしてて気持ち良いよね~。」
春香は『溶けない氷』を額に当てて、ふにゃ~っとしてる。
夢
「あはは!変な顔!」
春香
「まったくもう。失礼な。ほら、帰ろ?」
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