プロローグ

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変わった人…略して変人!!! やばい!僕のガラスのハートにひびが!!! 何だか無性に泣きたくなってきたよ…。 「帰るわ…さようなら…」 「う…うん、さよなら」 「……貴方は帰らないの?」 「え?…あぁ。カギを閉めたら、帰るよ…」 「そう…それじゃ……」 そう言い残し、彼女は靴箱へと歩いて行った。 僕は教室のカギを閉め、職員室にカギを戻して急いで学校を出る。 前には校門へ向かっている彼女の姿が見えた。 僕は走って追い掛けた。 …どうしても聞きたい事があったから… 「ちょっ、待ってよ~」 「………何?」 彼女はまたしても淡泊な返事を返してきた。
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