プロローグ

14/47
前へ
/47ページ
次へ
「……………………」 気を悪くさせちゃったかな… でも、僕は彼女を放っとけなかった。 世の中には楽しい事や嬉しい事が沢山あるのに、彼女はそれを全く知らない。そんな感じだったから…。 せっかく彼女と話をすることが出来たんだ。 だから言っておきたかった…。 …上手く伝えられたかは別として。 「…なら……」 彼女は、ゆっくりと口を開く 「……ん?」 「…なら貴方が私の…友達になってくれる?」 心臓が止まるかと思った。 別に友達くらい対したことじゃない… ただ…相手が相手だったから…。
/47ページ

最初のコメントを投稿しよう!

153人が本棚に入れています
本棚に追加