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銀「・・・お侍はん、そのお部屋は困りますぇ。さっきまでうちの禿がぐずってたん、土方はんにようやっと寝かしつけてもろたんや。起こさんといておくれやす」
佐「そんなことは知ら『うっちゃいっ!!』∑!?」
佐々木は銀の制止を無視して襖を開けようとしたが、先に襖が勢いよく開いて驚いた。
銀「小姫、起きてもうたん?」
ひ『しゃ~くぅ、としぃ~』
ひよりは目の前にいる佐々木を見上げるが、すぐにプイッと顔を背け目を擦りながら移動し、土方の膝にチョコンと座った。
歳「小姫、起こしてすまねぇな」
土方の言葉に不機嫌丸出しのひよりだが、首を横に振り、土方の髪先をニギニギ握りながら背中を預けた。
佐「・・・・・え?。この子は・・・確かこの間、土方くんと一緒にいた・・・」
歳「いぇ、似てますがこの子はひよりとは別人ですよ。うちのひよりなら今頃、総・・・沖田と一緒に寝ている時間ですから」
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