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銀「佐々木はんがお答え出来ひんなら他の方に聞いたらえぇんよね」
佐「えっ?」
動揺を隠せない佐々木を尻目に銀は襖の向こう側に声を掛けた。
銀「そこに居てはりますよね?・・・西郷様」
「ふぉっふぉっふぉっ。朔夜さんにはかなわんのぉ」
呼び掛けに答える様に襖がスーッと開くとその先に、笑いながら西郷が立っていた。
銀「お越しになってはったなら、お声を掛けてくれはったらよろしいのに」
頼「いやいや、お邪魔をしてはいけないと思ってのぉ」
銀「クスッ、邪魔なんてそれは有りませんぇ。・・・土方はん、どないしはったん?」
歳「えっ?・・・いや・・・」
土方もまさか西郷が居るとは思っていなかったので、驚きのあまり動けずにいた。
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