‡其ノ玖‡

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歳「・・・西郷様が・・・何故此処に?」 西郷登場に驚いて今まで言葉を発することがなかった土方が、少し遠慮がちに問いかけた。 頼「ワシか?ワシは朔夜さんが話があるから来てほしいと文を貰っておってのぉ。来てみたらあの状況で驚いたわい」 銀「すまなかったな。まさか奴が来るとは思わなかったからよ。・・・・・まぁ、予想外は他にも居るんたがな」 銀が襖の方を見るとひよりが立ちあがり、襖を勢いよく開いた。 銀「・・・吉田に高杉、その殺気しまいやがれ」 稔「そいつ・・・幕府に仕える奴でしょう?。奴らは松陰先生を・・・・・殺した!!」 晋「松陰先生の仇を此処で見過ごすわけにはいかねぇんだよ!!」 『・・・まぁろ、しぃしゃく、ドーーーーーン!!』 「「ごっふぁっっっ!?」」 さらに殺気を出す2人に、ひよりがおもいっきり鳩尾目掛けて蹴りを繰り出した。 晋「な・・・何・・・すん・・・だ・・・小姫!?」 銀「ぷっ、ナイスチビ。良い蹴りだったぞ」 銀に誉められひよりは吉田と高杉の前にドヤ顔で仁王立ちした。
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