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銀「オメェら、何しにきたんだ?。坂本が連れてきたなら此奴ら・・・幕府側のやつらがいるのは分かって来たんだろ?。話し合いに来たんじゃねぇなら、今すぐ帰れ。・・・仇うちに来たってんなら俺様が相手になってやる。その場合は五体満足で帰れると思うなよ」
銀の一喝と気迫に吉田と高杉は押し黙り俯いていると、スーッと自分達の前に陰りが出来た。
2人が顔を上げて見るとそれはひよりで
、吉田達と銀の間に立って銀に向かい横に手を広げていた。
銀「何だ?チビ」
『しろぉ~、けんか めっよぉ』
銀「喧嘩じゃなく、説教だ。チビだって間違ったこととかしたら、俺様や土方に説教されんだろ。それと一緒だ」
ひよりは暫く銀の顔をみた後頷いて、高杉達に振り返った。
『しぃ~しゃく、まぁ~ろ、めんちゃい~』
ひよりに促されるが、高杉と吉田は黙ったまま。
ひよりが顔を覗き込むが、視線を逸らすだけだった。
龍「高杉くん、吉田くん」
稔・晋「「・・・・・・・・・・・・」」
銀「・・・はぁ、もういい。オメェら出ていけ」
呆れた銀はため息を吐いて部屋の襖を開けた。
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