‡其ノ玖‡

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銀「オメェら、何しにきたんだ?。坂本が連れてきたなら此奴ら・・・幕府側のやつらがいるのは分かって来たんだろ?。話し合いに来たんじゃねぇなら、今すぐ帰れ。・・・仇うちに来たってんなら俺様が相手になってやる。その場合は五体満足で帰れると思うなよ」 銀の一喝と気迫に吉田と高杉は押し黙り俯いていると、スーッと自分達の前に陰りが出来た。 2人が顔を上げて見るとそれはひよりで 、吉田達と銀の間に立って銀に向かい横に手を広げていた。 銀「何だ?チビ」 『しろぉ~、けんか めっよぉ』 銀「喧嘩じゃなく、説教だ。チビだって間違ったこととかしたら、俺様や土方に説教されんだろ。それと一緒だ」 ひよりは暫く銀の顔をみた後頷いて、高杉達に振り返った。 『しぃ~しゃく、まぁ~ろ、めんちゃい~』 ひよりに促されるが、高杉と吉田は黙ったまま。 ひよりが顔を覗き込むが、視線を逸らすだけだった。 龍「高杉くん、吉田くん」 稔・晋「「・・・・・・・・・・・・」」 銀「・・・はぁ、もういい。オメェら出ていけ」 呆れた銀はため息を吐いて部屋の襖を開けた。
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