大好き

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俺は、絶対に力也に勝つ。そう決めたんだ いつだってそうだった。力也のがかっこいいし背も高いし頭良いし運動神経だって…俺は、かわいいしか言われなくて… 「力也っ」 「なに?」 「俺っ絶対勝から」 「まぁ頑張れば」 力也は、余裕の笑みだった。 「彩ー」 「亮也どうしたの?」 今日は、暑いから高い位置まで髪をあげている。いつもより可愛くて思わず見とれた。 「亮也顔赤いよ!!大丈夫?」 「へっ?」 気がつくと凄い顔が赤くてびっくりした。 「おいでっ時間になったら起こしたげるから!」 「えっ」 やべぇドキドキする。だって彩の膝枕だし。なんかぷにぷにだし俺を心配そうに覗き込む彩は、凄い可愛くて思わず抱きしめた。 「また甘えん坊?」 「うん…」 俺は、力也との勝負に負けるかも知れない。でも…それでも彩は… 「彩ちょっといいか?」 「力也?いいよー」あっ…力也だ。いくな…彩っ…行かないで…
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