息吹と日向

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「あと…」 「もう遅刻!」 その言葉で勢いよく起き上がった。 時計を見ると早く支度しないと間に合わない時間。 「何でもっと早く起こしてくれねーんだよ!?」 俺は急いでベッドから起き上がった。 ベッドの中で丸くなっていた猫はピョンと降り、一睨みして部屋から出ていった。 母さんはため息を付いて部屋のカーテンと窓を開けた。 ふわっとした春の風が髪を撫でる。 「何回も起こしましたー」 そう言って窓の縁にもたれ掛かり、髪を耳にかけた。 「あーそーですか!」 急いでハンガーにかかっている制服を掴み階段を降りた。
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