第2章 スタート 迅(ジン)

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同じ訓練校の生徒と…とはいえ、 全くの他人だ… 何の話題もなく、ただ気まずい空気が流れる… それが辛かったのか、少年が口を開いた。 「みんな自己紹介しません? 僕はフウと言います。 愛用武器は大剣で、一応魔法は炎ですけどあまり使えません。 魔法、使える人がいたら教えて欲しいです!! はい、次、ジン先輩。」 えっ!? 俺かよ、前のやつがあんだけ喋ると、どんだけ次が辛いか… まぁ良いか。 「俺はジン、風を主流とした魔法と短剣だな、しばらくの間、よろしく頼むよ。」 「ジン先輩魔法使えるんですか!? 今度、教えて下さい!!」 「別に良いよ、時間があればな。」 「あの…私も教えてもらっても良いですか?」 「良いですよ、けど、まずは自己紹介です。」 「あっ、はい レンと言います。 あの、私あんまり戦闘経験が無いんで… その…お世話になります。」 「誰でも最初はそうだから心配ない、 俺達がしっかり手伝うよ。」 「さぁ最後ですよ!?」 「私?」 「もちろんです!!」 「私、ナギサ、以上。」 … 「まっ、まぁゆっくり仲良くなれば良いですよね。」 「だな、」 「はい。」
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