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校長先生は、一呼吸おいて
ゆっくりと言った。
「君たちを呼んだ理由はな、国王様が御呼びだからだ。」
「「国王様が!?」」
ナギサと僕の声が重なった。
さらにナギサは、さらに質問を続けた。
「私達に何の用が?」
「なんでも頼みごとがあるらしい」
僕は不思議に思った。
「僕達に何ができるんですか?
だいたいは王様の素晴らしい部下達がするんじゃ?」
「それが…私には頼みごとの内容を教えてくれなかったのだよ…
とにかく、今から国王様のとこに行って欲しい。良いな?」
「「「「了解!!」」」」
…ってやり取りから一時間…
今、僕達はグレビア城に向かっている、
一体王様が訓練校に連絡する程の用って…
外はやっぱりすごい雨だ…
良いことが起こる予感はしない…よな…
目の前にあるグレビア城を見ながらそう思う。
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