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‥。
「茉莉?聞いてる?」
咲希の声ではっと我にかえる。
「あっ…。ゴメン。なに?」
あたしが言うと、咲希は、溜め息をつく。
「あんた朝から変だよ?」
「そ、そんなこと」
「あるから言ってんの」
咲希に遮られた。
咲希は続ける。
「だってあんた休み時間廊下で瀬戸に会ったらすぐ逃げるし、さっきだって瀬戸が教室来ても完全無視だし…」
「‥‥」
あたしは、黙って聞くことしかできない。
「あんた完全に瀬戸のこと避けてるでしょ?」
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