第1話

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瀬戸 悠。 あたしの後輩。 高校2年。 あたしは、悠に駆け寄る。 「おはよ」 「おはようございます。茉莉音先輩」 悠とは、1年前、初めて会った。 その時あたしは、 告白して、見事に降られ 無惨な状況だった。 誰もいない公園のブランコに座って、 ひたすら泣いていた。 どこまでついていないのかその後、雨が降り、 あたしの頬に流れる粒は 雨なのか、涙なのか 分からないほどだった。 そんな時…。 「なんで泣いてるんですか?」
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