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「はぁ…はぁ…」
あたしは、膝に手をついて落ち着かせていた。
「はぁ…はぁ…」
悠も。
少し座っていたら落ち着いたようだ。
あたしは、立ち上がり、
悠が座っている方に向かい目の前でしゃがんだ。
「悠…どしたの?」
悠の顔を覗き込みながら言う。
「話したいことがあって…」
そう言って立ち上がった。あたしもつられて立ち上がる。
「話したいこと?」
「はい」
悠のいつになく真剣な瞳についドキドキしてしまう。
「先輩…」
「ん?」
「好きです」
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