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ミッドチルダは今日も天気がいい
天気がいい、と言っても太陽が大地を照り付ける程ではなく、ぽかぽかした気候で、ひなたぼっこなんかして横になると、すぐ寝てしまいそうな、そんな陽気に包まれていた
そんな春を思わせる陽気の中、高町なのはは、今日も自分の教導にも勤しんでいた
「は~い、今日はここまで」
今日の教導は午前で終了であり、午後からはオフであるなのは、訓練生達が戻って行くのを確認してから、自分も隊舎に戻る
(取り敢えず、お昼かな)
着替えを手早く済ませ、隊舎を出る。時刻もちょうど12時に差し掛かったところなので、外食にすることにした
本来なら、自宅に戻って親友のフェイト・T・ハラオウンや、娘の高町ヴィヴィオと一緒に昼をとったりするのだが、今は学園主催の旅行で、一週間程帰っては来ない
(一人での食事は久しぶりだな~)
特に行き着けの店とかは無いので、ふらふらと街を歩く感じになりつつあるなのはは、ふと目に止まった喫茶店に入ることにした。店内に入ると、昼頃だけあって少し混み気味であり、席に座るのに少し時間が掛かるらしく、待つ事にした
「高町……なのはさんですね?」
そんな時だった不意に誰かが自分の名前呼んだので、なのはは反射的に声のした後ろを向く。恐らくすれ違い様だったはず。だが、店が混んでるのもあり、誰なのかは特定出来なかった
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