大学のカフェテリア・・・20歳の春

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しかしユカはどこからか、 『男の人が愛さずにはいられない女』 になるための 『恋愛心理学』の本を買ってきて、二人で勉強しようと言い始めた。 私はユカが目的を持つと、 かなり頑張る性格なのだと知った。 あんなに短期間でテニスが上達したのも わかるような気がした。 私はダブルスで、 ユカの足をひっぱっていたのかもしれなかった。 今回も足を引っ張りそうだ。 なにしろ私には愛して欲しい男性の ターゲットもいなかったのだから。 とりあえず、自分のためではなく ユカのために研究することにした。 そのうちに役に立つ日もくるかもしれない。
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