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「あ、そっか。昨日羚と…」
白く美しい顔立ちに、
サラサラの金髪。
規則正しい寝息と共に、
気持ちよさそうな
寝顔が可愛い。
そんな彼を見て、
昨夜のことを
思い出してしまった。
思わず頬が赤く染まる。
幼い頃から許婚として
共に過ごしてきた羚。
家を継ぐ為にイギリスに
留学して三年後…
やっとあたしの所へ
帰ってきてくれた。
結婚してから
しばらく経って、
羚は20、あたしは22に
なろうとしていた。
時間が経つのは早い。
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