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羚は片方の腕でそっと
あたしの肩を引き寄せる。
2人の腕の中で、
蓮と玲央がじゃれあっている。
2人の笑顔は、
天使のように眩しい。
色んなことがあったけど、
こうしている自分が
とても好き。
愛しい我が子を抱いて
大好きな人の隣にいる。
当たり前になりつつある
毎日だけど、
本当はとてつもない奇跡で
成り立っているってことを、
忘れないようにしよう。
幸せの形は人それぞれ。
「羚?」
「んー?」
これからどうなるかなんて
わからないけど
「愛してる」
「僕も、愛してるよ」
今、重なった唇と愛が
永遠に続くことをー…
end.
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