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父を失ったことから世界はその色を少しずつ失っていった
僕にとってはそう言っても過言ではなかった
「つまらない人生?俺にはそう見えないぞ」
いつのまにか父が隣にいた
僕は声がでなかった
父はあの頃のように笑いながら頭を撫でた
「良い人生かどうかって定義はない。だからこそ人それぞれ違うんだ。でもな?俺は思うんだよ。死んだときに自分のために泣いてくれる人がいるかどうかだってな。」
そこまで言うと前を見る
つられて僕も見る
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