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放送
日曜日の日暮れ。
一人悲しく受験勉強してる野郎がいれば、イルミネーションを見に行こうとテンションの高いカップル。
俺らは…。
夜7:30には結果が出ていた。
準決勝だって受かってないのに、通る訳ない。分かっていた。
だけど。
「なんで…!」
ネタ書いてない俺だけ泣くのおかしくないか?
「頑張ったよ。頑張ったけどさ、俺らはまだ大丈夫、きっといける」
こんな時ばっか年上面して。ずるいよ。かっこよすぎる。
ぐちゃぐちゃの頭から出たのは「ごめんね」
ツッコミとしてこのボキャブラリーの少なさは問題じゃないのかとか、
「俺は房野と漫才出来て楽しかったし、あんな大勢のお客さんの前でやれたことも幸せだよ。だから」
「ありがとう」
あ、考えてたこと飛んじゃった。
あぁもう、あなただって目が潤んでるじゃないですか。
気取らないでくださいよ。
僕は大丈夫ですから。
(完璧な優勝劇の裏の不完全な二人芝居。)
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BL要素少なっwww
言い訳として最後のカッコの中の言葉が綺麗な対義語じゃないのは彼らも売れる可能性があるってのを伝えたかったんす
てか売れる!
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