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「ざまぁねぇなぁ!!あぁん!?」
左ストレートが当たったからかは知りませんが、ヤンキーB君のテンションがあがっていますね。
「俺も加勢するぜぇぇ!!ニフラム!」
空気と化していたリーダーヤンキーがここぞと言わんばかりに声を上げました。
大丈夫ですよ?
そんな声を上げたとしてもあと数ページ後にはあなたはいなくなりますから。
呪文はスルーの方向でいこうと思います。
てか実際大ピンチです。
今この場に俺の大切な人はいないから、反撃できないし……やっぱフルボッコ決定ですか?
あっ足がガクブルしてますね。
「それじゃあ、死ねやぁぁぁ!!」
「ケアルグァァァァ!!」
ヤンキーB君はメリケンサックの装着された右手で、リーダーヤンキーはどこから出したか分からない鉄パイプで殴りかかってきました。
その瞬間、初恋の相手である久柳沙希との思い出が走馬灯のように頭の中に浮かんできました。
いや~やっぱり沙希は可愛いな萌え萌えっす~なんて走馬灯を見ながら考えていると……。
「そこまでだっっ!!」
救世主が降臨しました。
ですが……
「がはっ!」
もう少し早く現れてほしかったっす!
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