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「誰だ!?」
「Who!?」
いやいや、誰だ!?
とかどんだけありきたりな反応なんすかね。
てかメリケンサック付き右ストレートをお腹に、鉄パイプを右肩に思いっきり喰らいました。
痛い、すっごく痛い!
……やばっ涙がちょちょ切れてきました。
そんな涙目になりながらも、俺はさっき声をしたほうを見てみました。
そこでは美少女を真ん中に、右にイケメン、左に美少女というとても絵になる構図が出来ていました。
「私達は風紀委員だ! 君らの愚行は見逃せない。
よってお仕置き部屋に連行だ!!」
真ん中にいる美少女がヤンキー達を指差して、言い放ちました。
「風紀委員だと!?やばいっ!逃げましょう!」
「エスケープっ!」
ヤンキー達は風紀委員の名を聞くと、一気に顔を青ざめて体育館裏から逃げ出そうとしました。
「逃がすか! 美弥!進藤!」
「はいっ!」
「おうっ!」
美少女は背中から漁業用の網を取りだし、身体を軸にしてハンマー投げの要領でヤンキーB君に向けて投げました。
「ぐへっ!」
「漁業☆漁業」
ヤンキーB君は漁獲されてしまいました。
そしてイケメンは逃げるリーダーヤンキーに、走って追い付いてお腹の部分に抱きつきました。
そしてそのままジャーマンスープレックスを決めました。
俺はあの美しい放物線を一生忘れません。
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