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「よくやった!
じゃあ美弥と進藤でそいつらを運んでくれ」
「オッケー!」
美少女はそういうと網に絡まったヤンキーB君を引きずりながら、イケメンもまたリーダーヤンキーの足を持って引きずりながらどこかへ消えました。
ふっヤンキー三人衆め、ざまぁぁぁ!!
ヤンキーA君は放置プレイのようです。
「ふぅ、大丈夫か?」
美少女さんはそう言うと俺に手を差し出しました。 立てということなんでしょうね。
美少女の手を掴むととても柔らかくて気持ち良かったです。
感じちゃうねっ!
「ありがとうございました。本当助かりましたよ」
「例には及ばない。
ところで君も一年生だろ?早く教室に行かないと入学式に遅刻してしまうぞ?」
「あっやばっ!
すいません!急ぐんで先に行きます!
助けてくれて本当にありがとうございました!」
「どういたしまして。
じゃあまたな」
腕時計で時間を確認してみると集合時間3分前を切っていました。
美少女に一礼をして、俺は教室まで猛ダッシュをしました。
入学初日に遅刻するとかまじ恥ずかしいじゃないですか?
その事態は避けたいわけですよ。
今なら人間の限界100m9秒台を間違いなく切れますね。
「一輝……私の顔を忘れてしまったのか?」なんて美少女がつぶやいていたことを俺は知りません。
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