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「そうなんだよ~…こいつ行かないって言い出すとみんな行かないって言うんだよ…」
「えぇ~??ホントに~?マジないんだけど~」
その二人の話に勇者が反論する!
「い、いや…だってあそこってさ…幽霊もそうだけど…ぼ…暴走族がよく溜まる場所じゃん??」
その反論に二人が言う…
「はぁ!?んなもん来ねえって!大丈夫だって!」
男が言う…
「そうそう♪大丈夫!うち族に知り合いいるから大丈夫だって」女子が言う
「あいつ来ないと始まらないよねぇ~」
「そうそう♪ねぇ~♪」
勇者「………。」
と、
勇者はちり紙のようにかる~く丸め込まれ
結局、思春期を迎えての初めて経験するバレンタインデーの時のような
僕の淡~い期待は、サイヤ人級の腕力で見事に打ち砕かれ
しっかり全員参加で心霊スポットへと向かって行ったのでありました!
向かうと行っても全員自転車
向かう場所は山の中のしかも坂が続く道の奥…。
そうまでして行きたがるこいつらの執念て…
とかちょっとした疑問を感じつつひたすら自転車をこぎ
ようやく着いた頃は、夜中の三時ぐらいでした。
そこから僕は…不思議な体験を目の当たりにするのです。
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