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「僕も同じです。まだまだ知識の整理に時間はかかりますが、時間を掛けて、新しい物や知識をフロンティア・ワールドに広めるつもりです」
と、ヒロミ。
「俺は、元々サータアンタギーを広める為に、ゲートキーパーの力を使って異世界を旅してきたんだ」
と、シンタロウ。それにヒロミが、
「ゲートキーパーとは、封印の鍵を持つものでは?」
「うん。それもあるけど、俺はありとあらゆる異世界につながる、扉の鍵を持っているんだ。だから、ブラック・オニキスが欲しがったんだ。
でも、俺はサータアンタギーを広めるためにのみ、この力を使ってる。今は、ブラック・オニキスに吸収されて動けないけど」
そう言って、帽子を被り直し、
「この帽子の色が、白くなったら、力が戻った証拠だから、それまでは、フロンティア・ワールドでサータアンタギーを広めて行くよ」
「それなら、僕の町から始めたらどうですか?風の町はフロンティア・ワールドの中心であり、情報の町でもあるから、是非」
「ありがとう。そうさせて貰うよ」
二人の話がまとまり、タケシが、
「俺も、生命の井戸の番人の役目があるから、町に帰るが、ユースケどうする?」
彼は、しばらく考えて、
「俺も帰るわ。もう一度、修行やり直し。
世界が、こんなに広いだなんて、思いもしなかったし、タケシにナオキ、強い奴とも会って、ヒロミにシンタロウ、色んな力を持った人に会って、俺がいかに小さかったのか、良く分かったよ。だから、もう一度やり直して、先ずはタケシ、てめえから、決着を着けるからな」
そう言った彼は、笑ってタケシと握手をした。
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