消失する運命

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少し時間がすぎたあと私は、やっとあのカラオケのようなやりとりの会話から解放され、手に顎を乗せて休んでいた。 「ふにゅ…まいたん今何時…?」 いままでグースカ寝ていた双子の妹の椎崎 かのが寝ぼけ眼でいった。 「…4時、もう習い事完全に遅刻だな、かの、後まいたんというのはやめろといってるだろ?」 ばらけた絹のような髪の毛をゴムバンドで結びつけ、可愛い笑顔で私の顔を見る。 妹は、ゲーマーな私と違い、色々習い事やっている。 ピアノ、料理、鍛治や銃器の扱いかたなど… って最後のほうは私の父親の趣味が入っているからきにしないでほしい… 私の両親および家族は、変わった奴らが多い
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