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俺はそんなことが聞きたいんじゃない…と言いたかったが、少女は喋り続ける。
少女「今は死んでたまるか戦線。その前は生きた心地がしない戦線。ま、完全にネタだったから一日で変わったけど」
…話題を変えてみよう。
少しでも今の状況を把握したい。
まず、聞くべきは…
??「それって、本物の銃?」
少女が構えている銃のようなもの。
よくは知らないが、スナイパーライフル…という物だろうか。
偽物というにはあまりに本物に似過ぎている。
少女「はあ…此処に来た奴はみんなそんな反応をするのよね。順応性を高めなさい。あるがままを受けとめるの」
??「受けとめて…どうすればいいんだよ」
少女「戦うのよ」
??「何と」
少女「あれよ」
少女が指差したのは校庭。
スコープの中を覗き見ると、そこに居たのは…
少女「あれが死んでたまるか戦線の敵…天使よ」
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