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小さな女の子。
あの子が天使だって?
信じられる訳が無いだろう…何言ってんだコイツ?
少女「やっぱ死んでたまるか戦線はとっとと変えたいわ。あなた、考えておいて」
??「あのさ…向こう行って良いかな?」
と言った途端、少女は振り返り俺に飛びつかんばかりの勢いで迫って来た。
バランスが崩れ、俺は尻餅をつく。
少女はその前で四つん這いになり大声で喋り始める。
少女「はあ!?何で!?訳分かんないわ!!どうしたらそんな思考に至るの?あんたバッカじゃないの!?アイツに今まで何回私達が殺されてきたことか…!!」
少女は割と真剣な様だ。
だが、いきなりそんな事を信じろったって無理だ。
それに…
??「女の子に銃を向けるような奴は信用出来ない」
少女「あたしは貴方の味方よ、銃を向けるなと言うなら向けないわ。私を信用しなさい」
…どうしよう。
そう言われたら行きづらいじゃないか。
??「…」
俺がどうするか決めかねていると、こちらに近づいて来る足音が聞こえた。
少年「おーいゆりっぺ、新人勧誘の手筈はどうなってるんだ?」
どうやら俺には気づいてないらしく、少女に向けて話し掛けている。
少年「人手が足りない今はどんな汚い手を使ってでも…」
よし決めた。
あの女の子の所に行こう。
少年「ん…?あれ…?」
??「俺向こう行くわ」
俺は校庭へと向かい歩き出した。
少女「わー!!新人勧誘に失敗したあああああ!!どーすんのよ日向君!!責任取りなさいよ!!」
少年「んな事言われても…」
背後が騒がしかったが、気にせず俺は歩いて行った。
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