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今までずっと無表情だった彼女の顔が曇ったように見えたのは気のせいか。
女の子「…私にそんな事は出来ない…」
彼女は、俯いてしまった。
流石に言い過ぎたか…
そう思い、謝ろうと彼女に近づいた。
…すると、
女の子「う…」
ドサリ。
彼女はいきなり頭を抱え、倒れてしまった。
??「おい!!どうしたんだよ!!」
そう声をかけてみるが、返事はない。
彼女は頭を抑え、苦しげに声を上げるだけだ。
一体何がどうなってるんだ…
色々な事が急に起こり過ぎて頭が追いつかない。
どうする…どうする…
こういう時は携帯電話で救急車を呼ぶのが一番だろうか。
ポケットの中を探る。
…無い。
それなら保健室に連れて行こうか。
でも場所は?
それにもう夜だ。
先生はもう居ないかもしれないし、そもそも学校自体空いていないだろう。
さっき話をしたあいつら…はこの子に銃を向けてたし頼りにはならないだろう。
考えれば考える程頭が真っ白になっていく…
どうしようもなく、諦めかけたその時…
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