-渇いた関係-

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『カズ~』 と、部屋の鉄製の扉がガチャリと重い音を立てて開いた。 そこには『今時の子』と言えばいいのか、綺麗にセットされた髪の、二十歳前後の少女が立っていた。 私の存在に気付かぬまま、その少女はサンダルを脱ぎ捨てベットへ眠る和之へ近付いて行く… 甘い香りが部屋をうめつくす。
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