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ヴィルヘルム「いやぁ、しかし助かったぜ!宛てもないし、腹は空くしで!行き倒れてたら司がここに運んでくれたんだろ?マジ助かった!ありがと!サンキュ!ごちそうさま!!」
ただ、落とし物感覚で拾っただけなんだが、感謝してくれるなら素直に受け取ろう。
ん………?ごちそうさま?
司「なぁ、そこにあったケーキもしかして…。」
ヴィルヘルム「超うまかった!!おかげで生き返ったぜ!!」
気がつくと俺はヴィル何とかを壁に叩きつけていた。
ヴィルヘルム「何すんだ!召喚魔虐待反対!!」
毬みたいにポンポン跳ねながら抗議をしてきた。それを俺は左右から鷲掴みにする。
司「ついさっきまでぬいぐるみだと思ってた相手にケーキ出すわけねぇだろうが!俺のケーキ返せ!!」
ヴィルヘルム「腹減ってたんだからしゃーねーだろ!!」
司「てんめえ!!」
ヴィルヘルム「てめえじゃねぇ!ヴィルヘルムだ!いい加減名前で呼べよ!!」
司「長いんだよ名前!!ヴィロ…ヴィルフェ…、ああもう言いづれぇ!!『ビル』でいいだろ!?お前にはそれで十分だ!!わかったか『ビル』!!」
その時だった。
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