コイ?

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「あのね、神田くんがどうとかじゃなくて…。」 深く人と付き合うと人格の変化に気付かれてしまうから。 「!」 私はハッとして顔を上げる。 そうだ。 神田くんに教えて貰ったらいいんじゃないの? もう一人の私の事を。 私が神田くんの顔を凝視していると神田くんは頭に『?』マークを浮かべながらやっぱり赤い顔で私を見ている。 「いや。」 私は手のひらを神田くんの方に向け拒絶の意を示すと 「いやいや、ダメだ。 信用できるかわかんないし言いふらされたら面倒だし。」 「何が?」 神田くんは訳がわからないというように突っ込みを入れてきた。 「だいたい、あたしのこと好きなんて神田くんおかしいんじゃないの?」私はもうこれ以上神田くんに関わりたくなかったのでそう言うと教室を出ようと歩き出した。
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