そして足を踏み入れた。

3/3
前へ
/16ページ
次へ
はい。 俺のスクールライフは自分の手で終わらせました。 今まで友達だと思っていた奴らが俺から離れていき、いや、俺が奴らから離れていき そしてそれを見た違う奴らがギャルゲー片手に集まるようになってしまった そして今 俺はある教室の前に立っている 「アニメ・ゲーム研究会」 言い変えよう 「ヲタクの巣」 ハハハハハハハ 乾いた笑いが止まらない 何でこうなったんだっけ? 「あ、桜岡くんじゃありませんかー!遅いですよ」 そうだ、こいつだ。宮下だ。 「たっ健くん、もう、はっはじめるよ・・・・!!」 そして俺にギャルゲーを手渡したコイツ、橋元が原因だ!!!! 『では、そんな桜岡くんにお誘いです!本日の放課後、東校舎4階にある教室まで来てくださいね!』 言われるがままにきた俺にも非はある、それは認めよう。 だがしかし あのまま無視して教室にいてみろ!! 俺にあの視線に耐えられるはずがない! 「さてさて、今日の議題は・・・・・ドキメモの攻略法についてです!!」 「えー今日は純白の天使の攻略法についてじゃないの~」 「エロゲーはまた今度って言ったよー?ドキメモの桜ちゃんの攻略法についてです!」 「さっ桜ちゃんは僕もまだ出せてない・・・・・」 「え!?橋元くんがまだだなんて、意外~!」 な・・・・なんだこの会話? 「ごっごめん・・・・・・さっ桜ちゃんがどどどっうしても攻略できないんだ・・・・・」 「橋元、ハキハキ話せ・・・・・」 「健くん・・・・う、うん・・・・・」 「桜岡くんは桜ちゃんの攻略法を御存知で?」 「は?俺を誰だと思ってる?」 一般人なんてこの際、放棄してやる!! 「桜ちゃんは人見知りな設定!つまり、ズカズカ踏み込んでは、相手は逃げる!!つまり、罠を仕掛けて耐え忍ぶべし!!これこそ、桜ちゃん攻略法!」 「「「「おーおーーーーーー!!!!!」」」」 拍手喝采で騒がしい部室 ・・・・・・グッバイ俺の平凡。
/16ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1人が本棚に入れています
本棚に追加