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確かに言ったさ。俺はギャルゲーが趣味だと。
大好きだと。
もうほとんどクリア済みだと。
だから新しいギャルゲーが欲しいな、とか思ってたさ。
だからゲーム的なものを見たいなーとか思ったさ。
思ったさ。
あぁ、思った。
だから、なんでコイツなんだよ!!!!!!!!!
見ろ、周りの目を!橋元が悪いとは言わない。だがしかし、やっぱり悪いんだよ!!!!
「た・・・・健くん」
「あ?んだよ?」
「ぼっぼくでごごごめんね・・・・」
「はっきり話せ、な?」
「健くんは、里香ちゃんと一緒がよかったんだよね?だって健くん里香ちゃんのこと目で追ってるし・・・・・」
・・・・・・
なんだこの状況。
なんていう青春ゲームなんだろう。
俺が、宮下(ヤツ)を目で追っているだと・・・・?
あぁ、追っているともさ!
「アイツ、ドキメモの宮下里香に似てるよな・・・・・2次元の彼女を3次元で表現しましたって感じだよな・・・・・」
「うん、わかるよ!!里香ちゃんすっごくそっくりだよね!可愛いし、オシャレだし、あのままだよね!!」
「男が今まで思ってきたこと。2次元の嫁を3次元に持ってきたい・・・それが今、この目の前で起こったんだよ、橋元。俺はそれを見逃せなかったんだよな・・・!」
「分かるよ健くん!2次元が俺の嫁、分かるよ健くん!僕だって美咲ちゃんのようなメイドさんを持つことが夢なんだ!!」
「美咲ちゃんだと?あのツンデレ黒髪美人のメイドさんか!橋元、メイドでMADEINをやったのか!?」
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