彼女(ヤツ)は現れた

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「健くんって頭いいんだね!見てみて、上位にはいってるよ」 「里香ちゃんも俺と変わらないよ」 「そうかなぁ?でも健くんの方が上だよ!あ、今度、勉強教えてもらってもいい?」 「俺でよければいいよ」 「よし、ここまでは問題ないはずだ!里香ちゃんよー次はゲットするぜぇ!!!」 セーブをし、ゲームを終える 明日のために宿題を終わらせる 正直な話、まだゲームを続けていたい が、だ ここでやめなければ、今まで作り上げてきた俺が壊れる 適度に勉強をしておかなければ、オタクと結び付けられかねない 女子は何かあれば、エロゲーをやっているだの言う 「そういえば・・・・・転校生って里香ちゃんに似ていて・・・・・・」 名前は里香で ポニーテールで 美人で 「エロゲーが趣味・・・・・・・」 今日の彼女の自己紹介を思い出してしまった 趣味はエロゲーだと言い切ったときの彼女の顔は素晴らしく輝いていた そして思った コイツは俺と同じ人種である、と。 そしてそのあと、さらに彼女はつづけていた 「あと、私は婦女子です。掛け算も好きですが、主人公になるのも好きです」
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