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「はぁ・・・」
昼ご飯の買い出しに来た春。
橋の上で水を眺め深くため息をついた。
「俺だって、年頃の女なんだからな・・・一応。」
ドンッ
「いっ・・・」
「おー、あぶねぇよー君・・・って、あんたなんで新撰組の服を?女中でも雇ったんかねついに。」
「てめぇ、新撰組は女なんか入れねぇよ!ぶつかっといて何て言いようだ。」
(こいつ、銀髪・・・?侍の身なりしやがって、今まで買い出ししに表出てたけど、こんな奴見たことない。)
「女の子が汚い言葉使うなよ~君可愛いんだからさー」
「かわ・・・!?💦おい!俺は男だ!」
「わかってるって、君はおと・・・え?男?」
春はゆっくり頷く。
「まじですか!男ですか!なんなの近頃!江戸の男女の秩序が乱れてますけどー!!」
「あの、あんた悪そうな奴じゃないっぽいし・・・俺の買い出し手伝ってくんないかな?これ、分からなくって。」
「んー、どこだー?・・・ってヤローの手助けはしない主義でな。」
「あ、おいっ」
銀髪の侍は背を向けて歩きだした・・・
「待ってよ!」
ぐいっ
「え、おい💦」
「わっ💦」
春は銀髪侍の肩を掴み引っ張った。
二人はもつれた。
「あ・・・」
(顔・・・近い///)
「お前・・・」
バッ
「ご、ごめん。」
春は咄嗟に離れた。銀時(あいつ、男とは思えねぇ面してんな・・・///って、俺はホモですか!!💦)
「な、なぁ銀髪の・・・名前教えてよ。」
「・・・」
「なぁ!!」
「え、あぁ💦俺は、坂田銀時。」
「銀時か・・・」
銀時(やべぇぞ銀さん・・・ヤローに見とれてたなんて・・・)
「俺は清水春ってんだ!」
「春・・・ちょうど今の季節に合ってんじゃねぇか(笑)」
「父さんが付けてくれたんだ。」
「そうか、よかったなぁ。」
「銀時・・・」
ドキッ
「な・・・なんだ?///」
「時々、俺と会ってくれよ。暇つぶしにさ///」
「ん・・・いいぞ、銀さんは優しいからな・・・」
「ありがとう(笑)じゃあ、俺買い出しあるから、また!」
春は急ぎ足で駆けて行った。
その後ろからは、一人の侍が女性を見る目で見ていた。
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