第一章

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教室の中に入ると、ゴリ松がプリントを数枚、作文用紙を数枚ずつ渡してきた。 「プリントは課題だな、数学やら国語やら、沢山あるぞ。作文用紙は、今から反省文を書いて貰う。きちんと書くんだぞ」 「まかせろゴリ松、この前川純也、この二年で反省文はプロ並みに書けるようになった!」 「なんで誇らしげなんだよ」 それに、またゴリ松って呼んだな。この馬鹿。 「前川にプリント三枚追加~」 「ぎゃーっ!!嘘!うそ!!堀松!!」 隣の騒がしいのは無視して、早く反省文を書いて帰ろう。 そう思って作文に集中した。
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