第一章

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作文を書き終えたのは、一時間後で、隣の純也はまだゴリ松と騒いでいた。 「堀松先生、反省文できました」 「おぉ、冬月は作文書くの早いな。…………よし、大丈夫だ、帰っていいぞ。プリントは出校日か始業式の日に担任に渡せばいいだろ」 「わかりました」 鞄を持って帰ろうとしたら、純也が無言で見つめてきた。 「待ってやんない」 「畜生!!それでも友達かっ!?」 「はいはい、終わったら電話しろよ~」 と言って、後ろでうるさい純也を置いてきた。
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