6章登場兵器

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共通識別:VF-1α・14式可変戦闘機青龍 SEAFの開発人は優秀だが偏屈なところがあり、高性能な機体を開発する自己満足に走り、戦略上重要な量産性を考えないため、量産型の機体開発が難航。そのため統合軍が開発したVF-1を改造したのが14式可変戦闘機『青龍』。開発コンセプトは『完全な宇宙機』で、大気圏航行用の機構を全て廃している。そのため、大気を利用するイオンエンジンをなくしたため空気の吸入口がない。また飛行に揚力を使わないため可変翼やフラップ等もなく、被弾率を下げるために翼は極力小さくなっている。一方でコックピットへの 追加装甲、データリンク、索敵レーダー、火器管制コンピューター、旧空気吸入口位置にマイクロミサイルポッドなどの機構を追加し、エンジン出力を6パーセント向上させている。結果的にVF-1よりも割高になっている。しかし黒龍と比べると格段に安い。 生産コストに関して、SEAF軍内のほとんどの軍備は月の鉱山で、全自動で原料が採掘され、部品の製造、組み立てまで自動化されている。人の手を介さない上、鉱山は世界的な宇宙進出前にSEAFが購入した月の土地であり、生産コストはほとんどゼロ(黒龍は地球で高価な機材を、手作業、オーダーメイドのためかなり高額)。コスト=原材料の価値で換算されているため、実際にはVF-1よりもコストパフォーマンスに長けている。 新兵がもっとも苦労するのがバトロイドとガウォークの操縦。青龍はこれらの形態における敵撃墜がオートマニューバで可能。また、真空空間でも大気圏内並に機体が安定している。以上2つの機構は機動力を欠くことの裏返しであるが、慢性的な人材不足のSEAF軍内にとってパイロットの延命に繋がり、結果的に戦力の底上げに貢献している。 【主な装備】 ・ヤシマ式真空機関砲(ガンポッド) ・ マイクロミサイルポッド:2基 ・ 追加外装:スーパーパック ・ ニイジマ重工製中距離ミサイルAAM-12 ・ ニイジマ重工製長距離多弾頭ミサイルAA-2 ・ ヤシマ工廠製短射程ハイマニューバミサイルXAM-9 (その他)攻撃機仕様:ガンポッドの変わりに反応弾を1発image=361164783.jpg
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