ベランダ

4/4
前へ
/4ページ
次へ
僕はゆいと同じ高校に行きたくて一生懸命勉強をした。ゆいは『別々になっても私たちは大丈夫だよ』といっていたがゆいが近くにいない生活は考えられなかった。毎日毎日なれない数字や文字とにらめっこをしながら僕は夜中まで過ごした。合格発表の日僕は高校へは行かなかった。もし落ちてしまったらと考えると怖くてしかたなかったからだ。
/4ページ

最初のコメントを投稿しよう!

0人が本棚に入れています
本棚に追加