新たな部室から

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それも当然。 高専に入れる頭を持っていて祖父の剣術道場に小軍校に入る前から今だに通っていて、真面目にがんばってるから剣道四段、道場に酒飲みにやって来るじじい共の暇つぶし相手に囲碁将棋を無理矢理やらせられてりゃいやでも強くもなるってもんである。 中軍校時代は剣道以外のスポーツからも学ぶものがあるという父の教育方針からバドミントンをやり、やっぱり真面目にがんばったから都大会にも出場。 その他どこかの運動部において人数が足りないときには必ず応援に呼ばれ、そこそこの成績をあげていたりする。 それに高専の学兵会、しかも執行部(実際の軍隊ならば海兵隊と言える)にいたとなれば戦闘能力も高いこと間違いない。 それが全部中軍の先輩やら同期やらにばらされてしまった。 この宝を手に入れんとして襲ってくる魔の手を逃れる方法は二つ。 ①諦めるまで逃げ続ける。 ②諦めてどこかの部に所属する。 しかし②を選ぶのはなんか負けた気がする、つかプライドが許さない(どんなプライドだよ!)
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