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その後は、言うまでもなく和也に怒られた。
「陸也、ちゃんと聞いてろよ。今日は、そんな大した事じゃなかったから良かったものの……」
あ~、はじまった。
和也は面倒見が良く、頼れる存在だ。
まあ、そのお陰で俺は助かってるんだけど……
俺は、けっこう曖昧な返事をしていた。
『あ➰、はいはい』
そしたら、和也が俺に言う。
「ちゃんと、聞けって!!」
あ、やばいかも。
俺はそう思った。
『か、和也。そろそろいかねぇとやばいんじゃねぇか?』
俺がそう言うと、和也は時計を見た。
「あ…!!俺、今日約束があるんだった。陸也!」
『えっ、あ、な、なんだ?』
俺はつい焦ってしまった。
こんなに、アッサリいくとは…
よっぽど、大事な約束なんだなと俺は思った。
「次は、ちゃんと聞いとけよ。」
『了解!』
「じゃあな✋」
そう言うと、和也は急いで帰っていった。
そして、俺はというと……
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