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「お前、小さい時…何処に住んでた?」
『……俺は……小さい時の記憶がないんですよ…。ただ、俺にも貴方と同じ名前の兄貴がいました……』
「そうか……。すまなかったな…。…しかしこれは…偶然か?」
俺はその時思い付いた。
『あの写真とか持っていませんか?』
「写真?」
『あ、はい。俺は、兄貴と撮った写真を持ち歩いてるんですけど……もしかしたら……』
「ああ、そうだな。今はないが、マンションに戻れば……来るか?」
『はい。貴方が良ければ……』
俺は、冬樹さんのマンションに行くことになった。
車に乗り、しばらく走ると…冬樹さんのマンションについた。
そして、ドアを開け中に入った。
「ここだ……」
冬樹さんのマンションは、会社から15分ほど行った所にあった。
『こんな所にあったんだ』
こんなに、近いとは正直驚いた。
「ほら、入れよ」
後ろから、冬樹さんが言ってきた。
『あ…はい』
俺は、返事をした。
俺と冬樹さをは、中に入って行った。
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