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授業が終わると同時にガタッという音を立て、ようすけは立ち上がった。
俺の隣まで移動すると、その場にしゃがみこんだ。
ようすけ「ねぇ君、名前はなんてゆうの?」
俺の隣の、例の女の子に話しかけていた。
女の子「す、鈴…」
小さな声だったが、透き通っていて、なんとも可愛い声をしていた。
ようすけ「鈴ちゃんか。僕は今井陽介、よろしくね」
鈴「う、うん。よろしくね」
有りがちな挨拶だった。
だけど鈴ちゃんのその声は不思議な響きをしていた。
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