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玄関を開ける。
真っ昼間にも関わらず家の中は暗い。
リビングに進むと父親がチラリとこちらを見て、また自分の世界に入る。
俺もすぐに自分の部屋に入る。
この空気には耐えられない。
さっきまでのドキドキしていた、感じたことのない気持ちが無くなっていくのがわかった。
この家は冷え切っている。
だけど温かさを求めることは無駄だと知っていた。
無気力が襲い、ベッドへと倒れ込む。
そしてそのまま眠りに落ちてった。
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